鳥カフェとうちの娘自慢

私は無類の鳥好きです。生まれかわったらオーストラリアの桃色インコになると本気に思っているくらいです。先日、テレビの深夜番組でフクロウやハヤブサやインコのいるカフェがあって、そこでは鳥たちに触れることも出来るとレポートしていました。そしてスタジオには実際にオーナーさんがハヤブサを連れてきていて出演者の腕に乗せていました。場所はなんと東西線の木場、我が家のある門前仲町から一駅のところ、ちっとも知らなかったわーというわけで早速行ってみることにしました。

師弟といえども実は仕事・噺の上ではライバルです、まして兄弟弟子は師匠が好きで入った同士のいわば恋敵、一〇年ほど前までは全員が仲良しというわけではあり 平日の4時頃だったのでテレビの影響はそれほどでもなかったのか、運良くテーブル席が空いていました。けれども知る人ぞ知るでしょう、鳥好きさんたちが狭い店内に静かにキャーキャーと喜びながら楽しんでいました。通り沿いに面している入口も、中の鳥スペースも安全なガラス部屋になっており外からも店内からも楽しめるようになっています。向かって右側には大きなフクロウが一羽、左側の小部屋にはにフクロウ、ミミズクが大小交えて6羽とハヤブサがいて、帰り際に500円払うと中に入って触ったり写真を撮ったりすることが出来るのです。こういう種類の鳥たちに触ることが出来るとは思っていないので、お客さんは大喜びです。また室内に設置されているケースの中には大型インコがいっぱいいて、その子たちを見ながら飲むハーブティーは格別でした。中でも、私はムラクモインコに一目惚れ、そこでは販売もやっているのだそうで、鳥たちの中にも販売用と、スタッフがいると説明されました。そのムラクモインコちゃんは販売用、いかがですかと、触らせてもらってますますファンになりましたが、お値段を聞いてびっくり、落語『幾代餅』の清蔵の気持ちがよくわかりました。後日他にもほしいというお客さんがいるという話を聞いてちょっとホッとしましたが、でも可愛い!です。お話が決まれば諦められますからね。

そしてこの「鳥のいるカフェ」のオーナーさんのおうちがわがマンションから徒歩三分ということも判明、我が家のインコたちも困ったら預かってあげるといってくれました。すごいご縁です。しかも2月には2号店を浅草に出すそうで、それが、浅草演芸ホールの並び、ここは完璧にインコとのふれあいの店なんだそうです。もうこうなったら出番があろうがなかろうが浅草に通わなくちゃ、もちろんうちのオカメインコのポン太やアオイワシンジュウロコインコのマメ太も大事にしますけどね。

ポン太はもう十五歳になるというのにますます元気、仲良しゴン太亡きあと心配しましたが、影響もなくもいつまでたっても子供みたいにべったりなついています。七草インコのニャン太を落鳥させた後、償いにしっかり育てたいと、我が家の子になってもらった、マメ太。メキシコのインコでコニュアという種類、とても変な、おかしな子です。朝うるさいと布団に入れ一緒に寝ています。う?飼い主が変なのかな?