菊千代の しゃべり場

大変!始まってますよ!
4月19日、議員会館にて、北海道五区の補欠選挙に野党共闘の旗頭として立候補した池田まきさんの東京応援会がありました。結果としては惜しくも敗れましたが、彼女にはあきらめず国政に出ていただきたいと思います。生ではないのですが、ネットで拝聴したスピーチは大変心に響くものでした。是非一度お話がしたいです。さてその日のことです。私は『さよなら原発集会」で購入したお気に入りのトートバックを持っていきました。片面が№9、反対側は原発お断りの柄です。pic01pic02ところが衆議院議員会館の手荷物検査のところでそのバックは駄目だと言われたのです。「その9というのが政治的メッセージなので駄目なんです」と警備員、「では裏返しましょう」。「そうしてください、あ、これも駄目です』風呂敷かなんかで隠してください」。抵抗はしましたが結局折って見えないようにしていくという事で許されましたが、後で考えたらコートを脱いでこれで隠しますと言えば良かったんですよね、だって下に9の紋付きの着物着てましたので。

おかしくないですか?私たちは六十九年間今の憲法のもとで生きてきました。しかもその中の9条は戦争しないというものです「.NO WAR」です。「さあ、戦争しましょう」「9条変えましょう」と書いてあるならまだしも、危険物チェックの検査場で、今施行されている憲法を愛でることが、平和を愛する気持ちが政治的思想と言われるのでしょうか?これは、怖いことではないですか?私たちの税金で作られた建物の中でですよ。これを読んでおかしいと思わない方、感覚がマヒしちゃってるかも、気を付けて下さい。

護憲派と改憲派
クローズアップ現代で憲法記念日に合わせ護憲派、改憲派をなんとなく公平に取材した特集番組がありました。私も芸人9条の呼びかけ人として少しだけ登場させていただきましたが、改憲派の皆さん方の話しを聞いて、人間の物の見方、受け取り方、価値観というのは本当に違うものだなあと驚きました。
まず自民党の改憲案に個人の権利よりも義務が強調されていることや公益や公の秩序が優先させられていることに対して「今が自由過ぎるから駄目になったんだ」「初めに公があってこそ個人だ、土台がしっかりしていてこそ個人がしっかり生きられるんだ」と言っている若者たちがいることに衝撃を受けました。数多い社会問題はすべて自由すぎるからなのでしょうか?本当に自由だと思っているのでしょうか?まず個人があって家族があって、集落があって初めて国ではないかと私は思います。だいいち今の与党を見ていてよく土台をしっかりしてもらえるって思えますよね、不思議です。

安倍政権が続投すれば
ヒットラーのような独裁政治が続けば、また数の暴力を使って改憲を実行するかもしれません。現憲法は国政が間違った方向に行かないように国を縛るためにあります。ですがもし改悪されてしまったら、私たちを縛る憲法が出来てしまいます。一度改悪されてしまったら、それを戻すことは容易ではないのです。容易ではない憲法に変えようとしているのですから。
安倍さんがよく日本の美しさを取り戻すと言います。ならば、原発を止めて下さい、リニアモーターカーなどで自然を壊すのをやめて下さい。震災で今なお仮設住宅で暮らす方々を助けて下さい。福島の方々に安全な街での生活を約束してください。復興とは、新しく見た目が綺麗な街に直す事ではありません、人々が元通り安心できる生活に戻すことです。何よりも緊急事態条項を決めたいために震災を理由にしないでください。外国に良い顔をしてお金をばらまいて、アメリカにこびへつらってオスプレイなど買って、お金が無いから経済のためだからと武器輸出をしようとする。武器は人を傷つけるものですよ。それでも経済が一番ですか?しかも核兵器が輸送のみ可能な「武器」に当たるのか、輸送だけではなく提供も出来る「弾薬」に当たるのかについて、中谷さんは『弾薬』に当たる」と述べたそうな。核兵器も提供できるんですって。
改憲を訴えるお母さんたちに聴きたいです、国を守るため、国策と言われたら子供たちを差し出すのですか?安倍さんたちの言いなりになるのですか?守らなければならないのは国より子供の命でしょう。だいたい、戦争は防衛という言葉から始まるそうです。

憲法の話しをしましょう。
もしかしたら、変えた方が良いところもあるかもしれません。ならば、ちゃんと国民が納得し、議論をし合っていくべきです。無関心、わからない、という人が三分の一もいる今の世の中で変えるべきではありません。憲法って改めて読むと本当にいいことが書いてありますね「国民は」っていう所をすべて「私は」に変えて読むととてもわかりやすくなると大阪の「おばちゃん党」の谷口真由美さんに教わりました。長崎の西岡由香さんは誕生日を聞くとすぐ憲法にあててくれます。私は二十四日生まれなので、「二十四条素晴らしいですよ!「家族生活における個人の尊厳と両性の平等」ですから」なんて言われて良い気分です。
私は憲法は守るものだとずっと思ってきました。でも違ったんです。憲法に守られてきたんです。そして悪い政治家から憲法を守らなきゃいけないんです。だから、家庭や職場や、お友達同士で、政治の話しはしないなんて言わないでどんどんしましょう。憲法は政治ではありません、親御さんが、先生が、子供たちの前でどんどんしても良いじゃないですか、正しいかどうかの判断は子供たちがするのですから。

選挙に行きましょう!
もうすぐ選挙があります。議員を選ぶことは私たちの権利です、大事な主権を放棄するのはやめましょう。私たちが一番困るのです、生活にかかわることなのです。そういうことは政治家に任せていたら良いんだという方、だからこそ任せられる政治家を選びましょう。私たちが本当に困っている時、一緒に痛みを味わい、涙し、力を惜しまず働いてくれる政治家を!
今からしっかり見ておきましょう、あなたの支持する政治家がとんでもない差別主義者や傍若無人な無駄遣い議員ではないかと。