暑いですね、皆様お元気にお過ごしですか?菊千代は と戯れ、刺し子をチクチク縫い、安倍政権に腹を立て、落語の稽古をさぼり気味な日々を過ごしております。
六月の鈴本演芸場・菊千代バラエティ笑最終回にはたくさんの皆様にお越しいただきました。おかげさまで有終の美が飾れたと自負しております。心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。バラエティ笑は終わりましたが、鈴本での大きな会は暮れの『東西女流の会』があります。今年も十二月二十三日昼席ですので、ぜひご予定に入れておいてくださいね。
落語教室大忙し
千歳烏山「楽し家一門」月二回、新宿「福々亭一門」月三回、横浜戸塚「ぼちぼち亭一門」月一回から二回。どの一門も年に二回の発表会を目指し、熱心にお稽古しています。楽し家は年に一回ですが、発表会の二次会でまた同じ噺をやる人がいたり、福々亭は、発表会以外にも新宿区の温泉施設箱根のつつじ荘や色々な施設のボランティアなどで活躍していたり、ぼちぼち亭は毎年私が行かせていただいている東北石巻の追分温泉やデイサービス施設渡波の「よってがいん」での高座を務めたり、メンバーのご住職の坊守のご実家今治で発表会をさせてもらったりと、皆さん本当に精力的です。また、今回ご縁をいただき、本庄財団二十周年記念国際シンポジウムで留学生OBの方に落語を披露してもらうという、そのための指南役を仰せつかりました。日系ブラジル、ブルガリア、ミャンマー、中国、韓国と人種も様々、だけど下手な日本人よりも日本語の達人で頭脳明晰の皆さんばかりで、その優秀さと根性に舌を巻いております。お稽古のためにわざわざ来日し合宿をして、そしてあと二回のお稽古で本番です。いつの間にかそのシンポジウムのメインプログラムになっているようで私も責任重大、今からドキドキしています。本庄国際奨学財団はお茶の伊藤園さんが大もとなので「茶縁亭」という一門名になりました。
montenそして、新たに塀の中の落語教室が始まりました。岐阜刑務所の篤志面接委員にならないかというお話をいただき、落語発祥の地、岐阜なら、そして東京拘置所と違い刑期が長い人たちなので落語ができるのではないかと提案したのです。東京拘置所では話し方教室を月一回、男性と女性勿論別々に行っています。どちらも十人程度、岐阜の場合は色々なクラブがあるので希望者がいるのかどうか心配でしたが、なんと十五人も相当熱心なユニークなキャラクターが揃いました。それぞれに芸名も付けてただいま小咄特訓中です。