3年前より篤志面接委員として通わせていただいている岐阜刑務所では落語教室を開催しています。生徒さんには小咄や落語を覚えていただき、教室で発表をしてもらったりしています。教室内の生徒同士の発表だけでなく、ぜひ大勢の皆様に観ていただきたいという私の願いを、授業を見学してくださった所長がご理解くださり、12月にとうとう発表会をさせていただくことになりました。矯正指導授業として他の施設の矯正関係の先生方にお越しいただき、彼らの落語を楽しんでもらうという、矯正指導歴史上初めての試みです。
初めはいつもの教室でということだったのが、入りきらないので大きな部屋で、講堂で…とだんだん大ごとになっていくので私もドキドキしていますが。落語を通して彼らが違った世界を学びつつあるのは確かなこと。我ながらすごいことをしているなあと感無量の心地です。