選挙が終わって思うこと

●今回の選挙はおしどりマコさんの応援千秋楽に一度お邪魔しただけで、ほとんど誰のお役にも立てませんでした、申し訳ありません。
皆さんは、投票した方は当選しましたか?残念ながらマコさんを国会に送ることはできませんでしたが、未来ある議員候補として新たなファンを作るきっかけになったのではないかと思います。悔しい気持ちを乗り越えて次への闘志を燃やしてくれているマコさんに敬意とエールを送ります。原発のみならず、沖縄基地問題、日本中の不公平な仕打ちを受けている方々の思いを、知って変えていくことが大事と訴えるマコさん。芸人9条の仲間としても今まで以上に一緒にやっていきたいと思います。

●今回は特に、政党名を書くときに悩みました。選挙の時だけ「野党」という政党名を作ってほしいと思いました。そうすれば、反自民のふりしている怪しい政党は名乗れませんからね。

●それにしても、またしてもマスコミにはがっかりです。特にワイドショー関係、いわゆる同じ世界の人間たちが寄ってたかって明日は我が身の話を、さも日本の一大事のように扱っている番組など。いえ、ニュース番組も同じくです。選挙前、選挙中は政治の話より、ジャニーさんを追悼するメッセージばかり。選挙後は当落結果もそこそこに、今度は吉本騒動です。申し訳ないですが、興味の無い人間にとっては、会社のことは会社で解決してほしい、その業界の中では大先輩かもしれませんが、タレントが偉そうなコメントをしているのを見ると、いったいあなた何様なのとも言いたくなってしまいます。(生意気なのは私も一緒ですね、お許し下さい。)

●音楽もお笑いも、お芝居も古典芸能も娯楽です。人に、お客様に喜んでいただく、感動していただくお仕事です。その客様がまず幸せに生きていけてこそ成り立つお仕事だと私は思っています。そしてマスコミのお仕事は、私たちが一番興味を持たなくてはいけない事、一番正さなくちゃいけない政治の世界、私たちの生活にかかわることを報道する、水面下に隠されていることをしっかり知らせていくことだと思います。しっかりと取材しようとする記者に対してバッシングを平気でするような政権の、本当の姿をどんどん報道すべきではないのですか?

●吉本と言えば安倍さんも出演したり、公邸に芸人を呼んだりするほど仲良しさんのところですからね、どうせなら、そっちの癒着の方を公表していただきたいもんです。

●沖縄のこと、原発のこと、汚染土再利用のこと、武器購入のこと、もっと報じなければならないことがいっぱいあるはずです。

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ナチスがコムニスト(共産主義)を
弾圧した時 私は不安に駆られた。
が、自分はコムニストではなかったから何の行動も起こさなかった。
その次、ナチスはソシアリスト(社会主義者)を弾圧した。私はさらに不安を感じたが、自分はソシアリストでないので何の抗議もしなかった。
それからナチスは学生、新聞、ユダヤ人と、順次弾圧の輪を広げていき、そのたびに私の不安は増大した。が、それでも私は行動に出なかった。
ある日ついにナチスは教会を弾圧してきた。そして私は牧師だった。
だから行動に立ち上がった。
が、その時はすべてが、あまりにも遅すぎた。
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●ドイツの福音主義教会の牧師で反ナチ運動家のマルチン・ニーメラーの「彼らが最初共産主義者を攻撃した時」という詩です。私たちは今、どのあたりなのでしょうか。

●安倍さんの街頭演説にヤジを飛ばした人がSPに捕まえられてその場から出されたそうです。私が憲法集会の日の街頭演説でさんざん右の翼の方々にスピーカーでやじられても誰も何もしてくれないのに。安倍さんに帰れ!という自由は認められないようです。

●議員会館に入る時に9のマークのついたかばんを持っているとストップをかけられるようになったのは二、三年前からです。なぜかと聞いたら、9は政治性があるからだそうです。今私たちは憲法に認められた権利の上で生きているはずなのに、しかも、ただ9という数字が書いてあるだけなのに。

●急がないと、みんな慣らされてしまって、生活に追われて、あきらめてしまって、挙句の果てに憲法をアベ政権のいいように変えられてしまってからでは、「あまりには遅すぎた」になってしまうのです。