月別アーカイブ: 2022年9月

今年もやります「第14回、芸人9条の会」

場所は築地本願寺ブディストホール。メンバーはおなじみ松元ヒロ・神田香織・パギやん・オオタスセリ・岡大介・菊千代。このメンバーが一度に観られるのは芸人9条の会だけです。
私たちが自公政治を笑い飛ばします。皆さんの日頃の憂さを払います。会場のキャパシティが160名ですので、お早目のご予約をお願いします。
11月9日(水曜日)
開場:5時 開演:6時
全席自由
前売りまたはご予約
4,000円
原則前売り購入かご予約された方のみ
当日券はご用意しません。
チケットのご予約、ご購入は各出演者か菊千代携帯またはメールにてお願いします。

菊千代携帯: 090-3106-5585
メールアドレス: chiyo.chan@nifty.com


国策落語に挑戦

国策落語については、当代の林家三平師が祖父である七代目林家正蔵師匠の「出征祝い」という噺を披露し話題になっていたので私も勉強したいと思っていたところ、広島の参加が決まりました。
早速三平師に連絡を取り「国策落語はこうして作られ消えた」など数々の著書をお出しになっている話芸史研究家の柏木新先生を紹介していただきました。
突然の電話にも関わらず、柏木先生は快く相談に応じて下さり、お会いした時にたくさんの資料やアイデアを戴きました。なんと、先生は私のことを「菊乃さん」とお呼びになり「いやあ、僕は円菊師匠と仲が良かったからねえ、二ツ目時代からあなたのこと知ってるよ。だからつい菊乃さんって呼んじゃうんだ」とのこと。
いやはや、ご縁にびっくり、師匠に感謝でした。国策落語は一生懸命落語調に、長屋の連中の会話など可笑しくしようという努力は見られるのですが、内容自体はほとんど面白くなく、腹立たしいものもあります。

そんな噺をそうそうたる大御所の噺家たちが作って高座にかけていたのですから、戦時中がいかに恐ろしいことになっていたかがわかります。「愛国演芸同盟」という会が結成され、顧問は軍人の松井少佐という人。講談も落語協会も芸術協会も参加して組織されたそうです。安倍氏の事件後ますますきな臭い世の中になってきました。

旧統一教会の問題などで少しぼやけていますが、もしかしたら水面下で進められているかもしれない憲法改悪は絶対に阻止しなくては旅のユニバーサルデザインアドバイザースペシャルサポーターに就任国策落語に挑戦なりません。
柏木先生が研究し十三種類に分類したものを転載させていただきます。興味のある方はご本を読んだり私の話を聞いてください

一、出征などを名誉とした軍人賛美の落語
二、隣組、防空演習など国民の戦時体制の落語
三、戦費確保のために貯蓄・債券購入・献金などを奨励する落語
四、民に耐乏生活を強いる落語
五、食糧増産を奨励する落語
六、金属類提出の落語
七、[産めよ育てよ国の為]の落語
八、戦争のための[国民の体力向上]の落語
九、防諜・スパイ防止の落語
十、日本軍を賛美する落語
十一、侵略戦争を正義の戦争とする落語
十二、日独伊三国同盟を歓迎する落語
十三、古典落語を国策用に改作した落語…「芝浜」「藪入り」「締め込み」など。

これだけの種類の落語が語られていたのです。落語が国策洗脳の片棒を担がされた時代があったのです。戦争中は「興亜奉公日」が定められ、毎月一日を戦時生活実践の日として、国旗掲揚、国歌斉唱、宮城遥拝、神社参拝、勤労奉仕などが行われました。

この日は禁酒禁煙、食事は一汁一菜、児童生徒のお弁当は梅干し一個の日の丸弁当、飲食店、接客業、寄席も休業。1942年1月まで実施されたそうです。そんな時代が来ないように私たちは気を引き締めて、世の中を見ていかなくてはなりません。だからこそ、言わせていただきます。国葬はおかしい!でもなにより変なのは私たち日本人です。国葬なんてなぜ許すのか、
なぜ黙っているのか、私はわかりません。私たちの大事な税金で勝手なことをされているのに、反対しない人たちがいるこの国は変です。もうすでに、国策に従順になっている人達がたくさんいるのではないでしょうか?

旅のユニバーサルデザイン

アドバイザースペシャルサポーターに就任
資格を取りその広報大使になってほしいというご依頼をいただき久々の猛勉強のかいあって、無事試験に合格「ユニバーサルデザインアドバイザー」の認定をいただきました。
そして一般社団法人ケアフィット推進機構より、車いすトラベラー三代達也氏とともに、障害のある人の旅行環境整備を促進する、「旅のユニバーサルデザイン・スペシャルサポーター」に任命していただきました。
おかげさまで私自身が障害について色々考え直すことができ、また視野が広がり本当に良かったです。これからの講演のお仕事にも説得力をいただきました。
障害のある人の旅行環境整備とその必要性に関する情報や、「私たちは皆いつかは何かしらの障害を持つことになる」という認識の上で考えていかなくてはいけないという事を発信していきたいと思います。