月別アーカイブ: 2023年12月

菊千代海外渡航記録

2024年2月・6年ぶりのピースボート乗船!コロナや様々な事情があり、乗ることのできなかったピースボートから久しぶりのお誘いがありました。2019年のオーシャンドリーム号日本一周クルーズ以来六年ぶりです。その時は広島から乗船して金沢で下船したようですがあまり記憶にありません。
もちろん船上でのイベントは記憶にあるのですが、まるで夢を見ていたような気持ちです。そしてやっと運航が再開したのが2023年4月、新チャーター船「パシフィックワールド号」。オーシャンドリームよりはルッカに大きな規模のお船です。先日ピースボート四〇周年パーティが船上で行われ、初めて乗船したのですが、大きさと豪華さに驚きました。
今回乗船が決まったのは、2023年12月13日神戸から2014年3月29日横浜着の116回クルーズ、南太平洋・南米・アフリカコースです。私はもちろん途中乗船、下船ですが、新しいお客様との出会いはもちろんのこと6年ぶりの船上生活、年齢的に大丈夫なのかなど、色々ドキドキワクワク、ちょっぴり不安…というところです。
船内では落語会はもちろんのこと、お弟子さんを募って一門を結成、毎日お稽古して私の下船前日に発表会をします。お弟子さんには芸名も付け、リレー落語や小咄、大喜利などを本格的にやってもらいます。
一週間ほどの間ですが毎日2時間近くのお稽古時間を取り、大きいとはいえ船内は逃げ場がないので結構猛特訓ができます。

他には手話についてや平和,矯正活動についての講座もする予定なので私も毎日大忙しです。ブラジルのサルバドールまで行き、南アフリカのケープタウンから帰ってくるというのも、六年ぶりの長旅で、もしかしたら単独行動なので心配です。うちのインコたちは鳥カフェホテルに預けることにしたので、もっかホテル代貯金中です。ピースボート以外の旅も含めて書いてみました。

2000年から仕事で行った港(国)元山(朝鮮民主主義人民共和国)ケープタウン(南アフリカ)ウォルビスベイ(ナミビア)リオデジャネイロ(ブラジル)ブエノスアイレス・ウシュアイア(アルゼンチン)仁川・釜山・済州島(韓国)グアヤキル(エクアドル)イースター島・バルパライソ(チリ)パペーテ(タヒチ)コルサコフ(サハリン)国後島(ロシア)シドニー(オーストラリア)ラバウル(パプアニューギニア)モンバサ(ケニア)ポートサイド(エジプト)ラスパルマス・バルセロナ(スペイン)ブリッジタウン(バルバドス)ラグアイラ(ベネズエラ)カルタヘナ(コロンビア)シンガポール、コロンボ(スリランカ)ダブリン(アイルランド)ニューヨーク・ハワイ(米国)モンテゴベイ(ジャマイカ)グアテマラ共和国サンティアゴ・デ・クーバ(キューバ)、グアラナオ(ベネズエラ)ヌーメア(ニューカレドニア)ケアンズ(オーストラリア)エンセナーダ(メキシコ)ピレウス(ギリシャ)カタニア(イタリア)リスボン・フンシャル(ポルトガル)カサブランカ(モロッコ)サントドミンゴ(ドミニカ共和国)、モンテビデオ(ウルグアイ)オークランド(ニュージーランド)ガダルカナル島(ソロモン諸島)タイ・パラグアイ・ペルー・中国・台湾・フランスも行きました。なんだかいっぱい行きました!

ライン乗っ取り事件

先日たくさんの皆様にご迷惑をかけました。ラインを乗っ取られ成り済まされてしまいました。友人からの不審なラインに気が付いて連絡したら案の定で、ブロックしてと言われたのですが、よくわからず削除して安心していたら、また今度はもう一度ラインに入るために協力してくれというものが来てすっかり騙され、指示通りにしたらすぐに自分のラインが初期化されてしまい、その時点から私の知らないところで、皆さんに「今ひま?」「プリベイドカード買ってきて」が行きまくったようです。落語家の世界は上下関係の中で上にも下にもお金を要求することはありえないので、皆さん気づいて下さり、普段関わりのないような後輩達からも「乗っとられてませんか?」の心配連絡をいっぱいもらいました。
被害にあってしまった方には本当に申し訳なく、そうやって私の願いを実際に聞いて下さる方がいるということにも驚きました。人間関係をも危うくさせてしまうこの犯罪、皆さまもくれぐれもお気をつけください。

ぼちぼち亭発表会

1月20日はぼちぼち亭発表会が、前回と同じ日本橋・藪伊豆総本店3回お座敷で開催されます。終わった後のお蕎麦での懇親会も素敵なのでぜひご興味のある方はお越しくださいませ。藪伊豆さんは名だたる噺家が独演会を開催している老舗です。生徒さんたちのおかげで私もそこで一席できるのは嬉しい限りです。生徒さんが新たに増え、お休みしていた菊音さんことジャズピアニストの遠藤律子さんも復活で総勢七人と私の一席の落語会です。

千歳烏山の楽し家一門は、3月17日「ご近所落語会」での発表会が決まりました。やしのみ家は6月に福々亭は五月ごろの予定です。前回の発表会が終わったばかりですが、皆さん次のネタへと早くも闘志を燃やしています。

第二回塀の中落語会

前号でも申し上げましたが、コロナでお休みだった岐阜刑務所の落語教室が復活したのでご無理をお願いして「第二回塀の中落語会」を開催することとなりました。お稽古わずか三回、それも一回の授業が45分ですから、ほとんどできていないにもかかわらずしっかり覚えてくる生徒さんたちの熱心さには驚かされます。彼らは私が毎回往復6時間かけて行っているのに45分しか授業時間をもらえないことを悔しがっているのを知ってくれているので、仲間意識をもって接してくれているみたいです。

12月28日13時から、お客様は刑務官や近隣施設の所長、また私と同じ篤志面接委員の先生方、私ならとても緊張してできない雰囲気の中で彼らはまた必ずやってくれます。なんと言ってもツワモノ揃いですから。皆さんをお呼びできないのが残念です。

2024年・辰(龍)年は寿イベントだらけ

昭和3年生まれの父は、なんと8回目の年男で6月2日に96歳になります。亡き師匠古今亭圓菊、

そして人生の師と仰いだ大好きな土井たか子さんも早くに他界されてしてしまいましたが同じ年です。父は現役でソフトカイロプラクティックの医院で施術をしており「最近年を感じる」と今頃言いながらも100歳からが余生だと豪語、私は2024年7月21日で噺家生活40周年を迎えるので記念パーティを企画していますが、父も必ず出席すると宣言してくれております。

30年くらい仲良くしていただいている新潟県十日町の版画家、尾身伝吉さんも版画家活動30周年を迎えるということで毎年開いている有楽町交通会館での個展も20回目なのでそこで落語をと声をかけていただきました。四谷の風街ろまんというフォーク酒場で開催している銀座ライブも秋には30回目を迎えます。

そしてなんと落語協会は設立100周年を迎え色々なイベントも企画されています。辰年はいろいろな行事が、勢いが、やる気が立つ年なのです!