新年早々、お詫び申し上げます。
こよみの発行が遅れ、ご挨拶が遅くなりました。実は昨年の秋ごろから目の調子が悪く、作業が滞っておりました。寄る年波に勝てず白内障という事で思い切って手術をいたしましたが、視力が安定せず、このところやっと新しい眼鏡を作りパソコンの画面が見えるようになりました。
白内障の手術をするにあたっては様々な経験者の方から色々アドバイスをいただいたのですが、結論としては、人それぞれ痛みや感覚は違うこと、視力回復の度合いもそれぞれ、アドバイスは参考程度にして、まず主治医の先生のお話をしっかり聞いて納得するのが一番良いと思いました。
手術をしてすっきり明るくなったのは良いのですが、私の希望は遠くではなく手元を中心に見えるようにしてくださいと頼んだのに客席のお客様のお顔がしっかり見えるようになってしまい、寝ている人が見えたり、知っている方の顔があると思わず目を合わせてしまったり、とちょっと困っています。
やはりそううまくはいかないもの、まずはくっきり見えることに感謝をしなくてはいけないのですが、乱視は治っていないので新しく作った遠近の眼鏡の使い方になれる努力をしているところです。慣れるまで大変なようです。
そんなわけで二〇二五年新春第一号の菊千代ごよみは上半期の予定をお知らせしながら抱負、希望などを語らせていただきます。
一月…あっという間に過ぎちゃいましたけれど。お正月は浅草演芸ホール初席に三日間出していただきました。労働組合や、平和運動を通してのお知り合いからのお仕事も多くまた落語教室の発表会もあって充実したひと月でした。
十八日のぼちぼち亭、二十五日のやしのみ家一門の発表会はお客様大入りで感謝です。新宿末広亭での余一会『落協レディース只今参上!」はおかげさまで第八回となりました。大入り満員御礼、菊千代は「松竹梅」を務めさせていただきました。
二月… 二日の湯島天神での豆まきから始まって落語の仕事は少なめですが、十八日から二子玉川タカシマヤでの羊毛フェルト展に出品するので制作にいそしみます。羊毛教室テイネイフエルトとしての出店はこれが最後になるので、是非みなさまお越しくださいませ。
そして二十六日の【風呂の日】は落語教室福々亭のライフワークになっている箱根つつじ荘の「つつじ寄席」がなんと五〇回目を迎えるので私も応援出演させていただきます。
三月… 十六日は千歳烏山らくだ& 壺にて落語教室楽し家一門の発表会と菊千代の落語を楽しんでいただく「ご近所落語会」があります。十九回目です。生徒さんたちも猛特訓中です。
二十日は北九州への旅。いつもはお仕事が終わって一泊して帰るのですが、今回は久々の前乗りにしました。黒崎の善定寺での落語会も二六回目となります。二六年のお付き合い、ありがたいことです(前乗りとは仕事の前日に入ることです)。
昨年までは三十一日に池袋演芸場で「手話と一緒に楽しむ会」を開催していましたが、昨年で終了いたしました。お客様動員も難しくなり、力不足での断念です。寂しいです。
四月…「門天百夜噺の会」が四十七回目を迎え、大好きなミュージシャン斎藤哲夫さんに二回目のご出演をお願いしました。そして故圓菊の誕生日二十九日は九州田川巳年!今年も元気によろしくお願いいたします。
宝光寺さんに久々お呼びいただいています。元気な檀家のお姉さま方にお会いするのが楽しみです。五月が落語教室福々亭の発表会があるので生徒さんたちのお稽古と、私のライブのためのドラム練習も煮詰まっているでしょう。
五月…今年は憲法集会は出られず、大阪の「芸人9条の会」に出演します。芸人9条の会は東京が菊千代、大阪はパギやんが番頭さんをしています。
大坂の、平和のためには命はいらないという元気なお客様にお会いするのが楽しみです。十一日の風街ろまんの銀座ライブもよろしくお願いいたします。
私は何をうたうのか決めていませんがドラムのお手伝いは八曲決まっています。四頁にチラシを載せました。5000円で一日生の音楽聴き放題、一緒に楽しみましょう!十九日には立川美酒の旅の会、落語と美酒と美味しいお蕎麦の会です。とっても楽しく美味しい会です。是非一度お越し下さいませ。二六日は第一五回「歌助・菊千代二人会」を池袋演芸場にて開催いたします。桂歌助師匠のファンも多くこの会だけは来て下さる方もいらっしゃいます。
そして二六日は亡き母の命日です。母に見守られながら頑張りますので、是非お早めにご予約をお願い致します。
そして、毎年恒例の第三日曜日の三社祭と第四土日の湯島天神のお祭りには太鼓演奏で参加、雄姿を見たい方は遊びに来てくださいね。三一日は落語教室福々亭一門の発表会があります。
六月…二日は父の九七歳の誕生日です。あと三年で一〇〇歳なんて、すごいなあと思います。まだまだ現役のソフトプラクティック師で頑張っています。
毎年開催されている足助のたんころりん祭りの軒下ライブも参加できるといいなあと思っています。
七月…一六日は門天百夜噺の会第四八回や落語教室ぼちぼち亭ややしのみ家の発表会があるのではないかとおもいます。二四日は誕生日、菊千代いよいよ古希へのイーシャンテンです!
八月…五・六・七は毎年恒例の広島・長崎平和ツアー。今年はインコたちをホテルに預けられないと思うので広島か長崎かどちらかになるか、行って帰ってまた行ってになるかまだ未定です。
九月以降は門天百夜噺が十月にあったり1 1月に芸人9 条の会第二十回記念会があったり、十二月は東西女噺家の会があったり、落語教室や刑務所のお仕事はありますが、まだまだ身体が空いておりますので、いくらでもお声をかけてくださいませ。
しばらくお願いしていない母が眠っている上野の福成寺さんでの落語会も開催させていただきたいと検討中です。
また、今年は羊毛フェルトだけでなく刺子などの手仕事の作品展も企画します。九月七日の落語協会謝楽祭にも出店いたします。
聴いて下さい‼
我が家のピンチ只今私が住むマンションが大変な危あった公務員宿舎が再開発で壊され、その一万八千平方メートルの跡地に巨大な十九階建てタワーマンション、商業施設と四階建ての、機械式駐車場も出来、今までの景色とは打って変わったものになってしまうのです。
これは東京科学大学が野村不動産に任せてしまっている計画で、あまりにも地域住民を無視したものです。計画説明会に私も参加しましたが「根本的な計画はもう変えられません」と若い担当者が言い放つその態度に参加者は怒り心頭、まるでドラマのワンシーンのようでした。
この説明会も伸ばし伸ばしにされ、もう変えられない状態での実施だったのです。今は工事のほこりが心配で洗濯物は干せないし、我が家は五階ですが、下の階の方たちのベランダの前が立体駐車場になってしまったら、どうなるのだろうと不安だらけです。
国立大学の土地を民間に貸し出す場合はその用途に公共性公益性を欠くことは許されないそうですが、まったくひどい話です。野村不動産なんて嫌いだ!です。