昨年の八月は高江のヘリパット建設反対に沖縄に応援に行きました、そして今年は原水禁世界大会に参加するため広島に行きました。平和広場企画「話芸で学ぶ平和と核」というタイトルで出演のためです。
企画として参加するのは初めての事、落語で学んでいただくことは難しいですが、皆さんの平和への願いや現政権に対する怒りを少しでも表せればと、子供が父に平和の大事さを語る「初天神」と改作「死神」を口演いたしました。
今年の七月に国連で採択された、核兵器の開発や保有を禁止する「核兵器禁止条約」、この成立に尽力し世界的にも大きな注目を浴びた国連軍縮担当事務次長・中満泉さんが平和式典に参加され、事務総長のメッセージを代読されていました。
中満さんは国連職員として様々な人道支援の現場に立ち尽力してきた人、経歴や写真を見ても今の口先だけ机の上だけでしかものを考えられない政治家たちとはまるっきりレベルの違う人です。
ただ、せっかく奔走してきた中での日本の不参加という安倍政権の姿勢は国連の中で日本人としてどれだけ悔しいことだろうと思います。そしてもっと悔しいのは被爆者の皆さんです。いけしゃあしゃあと核兵無き世界のため働きかけるなどと挨拶する安倍さんの後ろで「アベ帰れ」コールが響いていました。