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菊千代30年の歩み

早いもので昭和59年、1984年に師匠古今亭円菊門下に入門して30周年目を迎えました。
会員の皆様には今年の菊千代囲む会のお誘いをしておりませんが、来年3月1日に30周年イベントをさせていただく予定ですのでよろしくお願いいたします。名誉会長の土井たか子さんがお亡くなりになり、寂しい限りですが、永久名誉会長として天国で引き続き応援していただくことにいたしました。
あっという間の30年でしたが、色々なことがありました。ちょいと振り返ってみようと思います。お付き合いくださいませ。

1984年〈昭和59年〉古今亭円菊門下7月20日入門
同年9月 四谷倶楽部にて初高座「狸鯉」
同年10月 前座名 菊乃で楽屋入り
1988年〈63年〉9月 二ツ目昇進
同年12月8日 本牧亭にて女流芸人の会
「撫子倶楽部」旗揚げ
1990年〈平成2年〉 5月母他界
6月第1回鈴本菊千代バラエティ笑
菊千代後援会 設立
1993年〈5年〉3月 真打昇進 菊千代襲名
「古今亭菊千代噺家です」出版
1996年〈8年〉3月 池袋演芸場にて第1回手話落語の会
2000年〈12年〉ピースボート初乗船
初めて北朝鮮へ ピースフェスティバル参加
2001年〈13年〉2月ピースボートにて
ブラジル日系移民の方々との出会い
2001年8月 北朝鮮と韓国にて世界初のコリアン落語『松山鏡』を披露
以降ピースボート多数乗船、世界各国に行きながら、
落語ワークショップにより船内弟子に落語、玉すだれなどを指導。
2002年〈14年〉6月 東京矯正官区長より東京拘置所の
篤志面接委員拝命。話し方教室他、全国の矯正施設訪問活動開始
2003年〈15年〉10月 弟子 ちよりん入門
12月 韓国斎州島 日本領事館文化ホールにて二次元落語などを公演
2006年〈18年〉2月アルゼンチン、ブエノスアイレス「日本庭園」ホールにて、
日系の方々に落語披露。
2006年5月 古今亭菊千代文化交流訪朝団として16名のメンバーで訪朝、
中学校で朝鮮語、外語大学では古典落語を日本語で披露する。
2007年〈19年〉ちよりん二ツ目昇進
2008年〈20年〉アルゼンチン、パラグアイなどで日系の方々への落語公演
2011年〈23年〉より戸塚「ぼちぼち亭」、翌年より新宿「福々 亭」・
千歳烏山「楽し家」の落語教室始まる。
2014年〈26年〉「体験 子共寄席」全5巻出版

夏はおなじみ・住吉踊り

8月中席[11日から20日まで]は浅草演芸ホール恒例の「住吉踊り」があります。古今亭志ん朝師匠が8代目雷門助六師匠を踊りの師として始めたもので、毎年開催しています。私は師匠円菊の勧めで前座の時に入れていただき、途中ブランクもありましたが末席に置いてもらっています。落語協会と芸術協会所属の噺家の、寄席では唯一のジョイント興業です。
志ん朝師匠亡きあとは三遊亭金馬師匠が座長を務めていましたが、高齢であるため、現在では金原亭駒三師匠が個性多き芸人たちをまとめて下さっています。 私は11日から15日までは12時45分の落語の出番と3時半からの踊り子として、16・17は踊り子のみで参加します。
かっぽれ、奴さん、深川などおなじみのものから珍しい踊りまで、私の踊りはともかくとして、噺家、漫才師、手品師、太神楽まで、さまざまな寄席芸人がそろいの浴衣で、粋に踊ります。10時半開演16時半終了、10日間のうちいつでも使える前売り券が若干お安くお渡しできますのでどうぞ、菊千代まで、ご予約下さいませ。

言わなきゃ気が済まない話

私の大好きな餃子の天龍、池袋東武店で夕飯を食べていると、後ろの席に80歳近い感じの男性が二人、生ビールでかなりメーターが上がっていました。大きな声なのでつい内容を聞いていると「徴兵制を復活すべきだ」「だいいち原爆落とされたらどうするんだ」「中国が(中華屋さんなのに)攻めてきたら…北朝鮮もあぶないよ…」「このあいだ靖国にいた若者は良かったよなあ、ああいうのがなかなかいないんだ、今の若いのは女の子とちゃらちゃらして、国を守ろうなんて気が無いんだ」などと、熱く語っておられました。私は餃子を食べながら、今の若者たちにこの国のなにを守らせたいのか、まず今の若いのが女の子と仲良くならなければ子供は生まれないんだぞお。なによりもあんたたちの孫が徴兵されても良いのか、それとも自分たちが行くつもりなのか?と心で叫んでいるうちに味もわからなくなっていました。
いつぞやは、やはり年配の男性二人が「原発なんて、ラジウム温泉に入ると思えばいいんだ、大丈夫だよ」と喫茶店で談笑…いるんですよ、実際こういう人が。
オリンピックやカジノで景気が回復して庶民の暮らしが良くなるなんていうのを本気で思っている人たち、東北の復興がだいぶ進んでいるなんて、行っても見てもいないのに言っている人たち、アメリカに守ってもらうんだから日本の若者も血を流せなんて言われてなんとも感じない人たち、日本が戦争中に犯した数々の罪をあんなのは作り話だなんて平気でいう人たち、私はそういう人たちの気がしれません。無関心も困りますが、無責任も困ります。子供たち、若い人たちに対して恥ずかしくない人生の先輩になりたいものです。

先日朝日新聞に掲載された中学生の文章がネットで流れてきたのでご紹介します。
僕は戦場で人を殺せません
中学生(名前は省略・東京都 15)
日本が憲法の解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認し、戦争ができる国になる可能性が日々増しています。おそらく戦場へ向かわされるであろう世代のひとりとして、気持ちを述べさせていただきます。
僕の友人の中にも、集団的自衛権の行使が必要だと考える人はいます。しかし僕は反対です。徴兵され、戦場に送られ、人を殺したくないからです。
人を殺すことは、通常の世界では最も重い罪です。しかし戦場では、その一番重い罪である人殺しを命令されるのです。命令に従うのがよいことで、命令に背けば罰せられます。この矛盾が僕には理解できず、受け入れられません。
それに、人は何のために生まれてくるのでしょうか。戦いで人を殺したり、殺されたりするためではないはずです。全ての人間に与えられる人生は、たった一度です。人を殺した罪を引きずって生きたり、自分が望まない時に命が無理やり終わったりすることは、あまりにも残念で、悲しいことです。 集団的自衛権の行使は、海外で人を殺すことを伴います。僕には、それは絶対できません。集団的自衛権行使の意味を、国全体で考え直す必要があると強く思います。
●安倍さんは読んでないでしょうね

我が家のぽん太

このところインコの話題ばかりで申し訳ないのですが、我が家の古株女王様オカメインコのぽん太が、体調を崩しました。昔は鳥も犬猫用の動物病院に連れて行くしかなかったのですが、今では小鳥や小動物専門の病院が何軒もでき、飼い主たちも安心です。何かあった時にはと目星をつけていた病院が世田谷にあるので、早速電話をして予約を取りました。
受付で先にぽん太を預け、30分ほどすると診察室?に呼ばれました。「ただいまレントゲンと血液検査をしましたが」、見ると見事なぽん太のレントゲン写真、結局女の子なので卵管に卵のかけらのようなカルシウムが詰まっていて内臓を圧迫しているのだそうで、人間と同じようなチェックシートを見せてもらい「血液検査では糖尿の気もありませんし…」。人間と全く同じ説明を受けました。
bird
結局は食欲が無いので、強制的にご飯を食べさせて、注射での薬の投与で…「もし、それでうまくいかなければ手術ということになりますが、歳ですからねえ、様子を見てみましょう。これで当人が元気になってくれればいいん ですが」。インコは、飼い主の前ではご飯を食べるふりや元気な顔をするので、しばらくは入院、面会も駄目。「いつも、必ず肩に乗っけたりしてるんですけど」と聞くと「あなたが、 お腹に嫌なものが出来てしんどいのに外へ出るのはいやでしょう?それと同じですよ」。
言われてみればごもっともです。毎日様子を聞く電話をしていいというので、決まった時間に電話をしました。「ぽん太ちゃんの様子ですねえ、今朝の体重は〇〇グラム…ちょっと息が荒いですねえ」とても丁寧に対応してくれるのに感動しました。薬でだいぶ楽になったのか体重は増えたものの、やはりお腹も膨らんできて、結局このまま見守るか、手術か?の選択をすることになりました。小さな体に麻酔を打つだけでショック死してしまう場合もある、術後の回復が年齢的に難しい場合もあるなど、いろいろ脅かされましたが、でも先生は最終的には手術を勧めている気がしました。
私のせいで早死にさせてしまったインコたちに対してのように後悔したくなかったので、私は手術を選びました。結果は大成功、九四グラムまでになった体が手術で腫れた部分をとって82グラムに、それから一週間は面会できず、様子を聞くばかりでしたが、日に日に体重を取り戻し退院できることになりました。先生からの説明では、出血が多かったので輸血をしたとのこと???いったい誰の血なのかわかりませんが、本当に医学はすごい!これでまた長生きできますよと先生に励ましてもらいました。
まだ通院も残っていますがひとまずは安心です。輸血の血が良かったのか、なんだか逆に若々しくなったぽん太。病院に電話した時、看護師の方が「ああ、ぽん太ちゃんの様子ですねえ。だいぶ顔色が良くなってきましたよ」と言ってくれていたのがわかる気がする今日この頃です。

足助の子供たち

私の大好きな豊田市足助、たんころりん祭りに毎年伺っては軒づけライブ、そして「足助のかじやさん」というライブハウスでは独演会をさせてもらっています。前々から子供たちに落語をと声をかけていただいていたのが実現し、足助中学の生徒さんたち約二百名の前で落語の歴史や動作の説明から私自身どうして噺家になったかなどの話と落語二席、質疑応答も含めて二時間弱の公演をさせてもらいました。
質疑応答に30分も時間をとってあったので、そんなに質問来ないんじゃないですか?というと「いやいや、きっと大変ですよ」足助中学のОBとして企画してくださった奥村さんが笑っていましたが。その通りで、前半の私の講演を踏まえての突っ込んだ質問には驚きました。自分たちの将来を考えての質問から「失礼ですが年齢はいくつですか?」まで。半分以上の子供たちが『はいはい!』と手を上げる姿に感動しました。日本はまだまだ大丈夫、それより大人はしっかりせにゃ、こんな子たちの芽をつぶすこと無いようにしなきゃ!と思いました。
生徒会長さんのお礼の言葉、かっこいいハスキーボイスの女子ですが『私も地域のクラブでソフトボールをやっていますが、やはり菊千代さんと同じ男社会なので、お話を聞いていて共感しました』と言ってくれたのには、一晩語り合ってみたく思いました。最近の少子化問題で特に地方は、学校の統合で何時間もかけて小学校、中学校に通い、送り迎え等でもご両親の負担の多いことや、学校での部活などにも制限が出ている問題など、お話も伺いました。
足助はお祭りが盛んで、お囃子練習などで近所の子供たちが月に何べんも集まって先輩から教わったりしているので、地域での上下関係やつながりが深いのです。町全体が子供を育てているような感じがします。足助とのご縁、大事にしていきます。自称、足助観光大使菊千代です。

ある日の銀座

4月23日、オバマ大統領が来日しました。ひねくれ者の私は別段気にもしていなかったのですが、たまたま銀座で夕飯を食べていたら大変な騒ぎ、なんでも安倍氏と寿司屋さんで外交するとか。場所は「すきやばし次郎」という三つ星高級店。82歳の大将がドキュメント映画になり世界に発信されたので超有名なのですが、座って3万円というお値段に、私は行きつけの谷中の三喜鮨なら何回いけるだろうとか、もう孫がいても良いような年の息子さんはいつでも補佐で、本当は彼が握っているのに、大将だけがもてはやされる、息子を立てることを知らない年老いた父親の下にいるのは辛いだろうなあ、気の毒だなあなんて余計な、大きなお世話ばかり考えていました。

その店で、TPPや防衛問題など、直接庶民に影響するであろう話しをする、じり貧で生活しているものの気持ちは考えない、いかにも安倍さんらしいこと。そのせいで交通規制、歩行者の通行も邪魔して、他の店はお客さんが入らず、カラオケ屋さんに入った人たちは出ることが出来ず、なんて迷惑なことだったか。しかも、信頼できる情報筋によると、その3万円のおまかせコースお寿司20貫の半分しか手を付けなかったそうな。ナンセンス極まる、寿司屋カウンター外交。

戦争ができる国に、武器を売る国に、農業に携わる人たちを苦しめる国に、危険な原発をまた動かすような国、その原発を他国に売る国にする相談を、寿司屋でするな!と思うのは私だけでしょうか。

落語教室…春の発表会一段落

福々亭一門会

昨年はぼちぼち亭が使わせていただいた、母が眠る上野池之端福成寺にて、今年は福々亭の春の発表会をさせていただきました。もちろん私も一席致しました。生徒さんの努力でお客様は70人近く、明るくて笑いたい気持ち満々のお客さまでお寺は笑いの渦になりました。

福々亭はただ今総勢10名、仕事の都合でしばらく来られなる人などもいますが、また復帰すると張り切って発表会に向けお稽古する姿には私も見習いたくなる気分です。何よりも生徒さん同士が仲が良く丁々発矢、励ましたりけなしたりお酒を呑んだりしているので、私にとっては嬉しいこと。また、毎月26日には箱根湯本のつつじ荘という、新宿区が管理している温泉宿泊施設でふろの日落語会を任されていたり、それぞれが福祉施設や商店街、友人のパーティ、お店などでの高座の話しを決めてきたりと、発表の場が多いので、めきめきと上手になっていきます。つつじ荘には私も一度お邪魔させていただきました、八月にも伺う予定です。生徒さんたちのおかげで私も良いご縁をいただいています。

会01

ぼちぼち亭一門会

そもそもがこの会のメンバー、ぬうりん坊こと辻信一さんと菊音こと遠藤律子さんが言いだしたことから広がった菊千代の落語教室、いわばきっかけを与えて下さったところです。昨年の春の発表会は上野でやり、夏に愛媛県の今治で250人のお客様の前でやるという快挙を成し遂げました。今年はホームグラウンドの横浜戸塚の善了寺にて第六回目の一門会を開催いたしました。
いつもながらの暖かいお客様方には大変好評をいただきました。夏の、第一三回石巻追分温泉寄席には皆を誘い、翌日の「よってがいん」地域サロン NPOお茶っこケアセンターでもやってもらおうと思っています。ミュージシャン、大学教授、アメリカ人、僧侶、着物専門家、印刷業などバラエティに富んだメンバーで、それぞれのライブに行ったり、お仕事にかかわらせていただく度に、こんな方々に師匠と呼んで貰えることに誇りを感じます。

会02

楽し家一門会

千歳烏山「らくだ&壺」は私が年に一回「ご近所落語会」開催に呼んでいただいているところです。打合せの時の「落語やってみませんか?」という誘いに乗ったメンバーが五人になって、昨年の第一回目発表会では全員同じ噺を発表しました。そして今回第二回目はそれぞれがやりたい根多をやりました。二十五人入ればいっぱいの部屋で、お客さまは落語を堪能。私としては、福々亭やぼちぼち亭とはまるっきり感じの違う、この楽し家一門の人たち、落語の「ら」の字にも興味の無かった人、反原発の集会に行くために決まっていたお稽古に出られなくなる様な人もいる、そんなこの一門の人たちが少しづつ高座の魅力にはまっていくのが楽しみでなりません。目覚ましい進歩にお客さまもびっくりして喜んでおいででした。
他の落語家が、自分の亭号「三遊亭」、つまり噺家の苗字のようなものですが、教室の生徒さんにつけている人がいて落語協会で問題になっています。とんでもない話です。教室はもっと自由な世界、私の夢はぼちぼち・福々・楽し家一門の合同発表会でーす。

インコ三昧のご報告

前回、鳥カフェのお話をしましたら、結構反響がありました。
梟のいるカフェは二号店を浅草演芸ホールの並びに出し、そちらはインコちゃん触り放題、かじられ放題で最高です。
我が家のインコのご紹介をさせていただいた後、私のミスでアオシンジュウロコインコの「マメ太」を落鳥させてしまいました。私はトリの警察があったらトリ殺しの罪で終身刑にされてもおかしくないような過失を犯してしまったのです。気が付くと背を丸めて歩いている日々を過ごし、思い出しては涙を流し、後悔という言葉のむなしさをかみしめておりました。まるっきりレベルの違うこととはいえ、例えばお子さんを無くしてしまわれた親御さんは「ああしなければよかった、こうしてやれば良かった」と何かにつけ思い出されるのだなあ、と考えました。
この思いを克服し後悔を前向きに持っていくために同じ種類の子をお迎えすることに決め、今生後四か月のアオシンジュウロコインコ「空太(クウタ)」が家にいます。
オカメのポン太にやきもちのストレスを与えないようにしていますが、彼女は買ってあげた鏡がお気に入りで自分の顔とは多分知らず、べたーっとくっつきうっとりしています。落語の「松山鏡」そのままの世界です。

鳥01

そんな話をしていたら、四谷のココナッツで知り合ったお客さま吉田さんというイラストレーターの方がすごい絵を書いて下さってびっくり。さっそくお部屋に飾らせていただきました。

鳥02

そして新入り君をご紹介します
「空太」です!後悔の無いように一生懸命大事に育てます!

鳥03
アオシンジュウロコは羽の裏が赤いのが特徴なのですが、どういうわけかこの子は胸に一枚赤い羽根が…。募金は生涯しなくても良いようです。

2月9日の都知事選挙

菊千代は宇都宮けんじさんを応援します。

2月9日の都知事選挙、結果はいかに。前回の国政選挙の時には私も思った「自分の一票を死に票にしたくない」という気持ち。今回も様々な人から、そういう声を聴きました。だからあの人に!しょうがないよ、安倍さん打倒のためには…という声です。けれども、私は思いました、その死に票を作りたくないという考えこそが選挙の妨害になっているのではと。そういう心が、それでもこの人をと応援する人たちの票を死に票にしているのではないかと。やっぱり嫌なものはいやです。信用できない人はいくら今良いことを言ってもいざとなったら裏切るのではないかと思ってしまいます。それに、じゃあその人に入れてそれこそ勝てなかったらどうするのかとも思います。

私は、主義・主張・態度を変えない人が好きです。誠実な人が好きです。
庶民の痛みがわかる人が好きです。

東京は色々な意味で恵まれています、守られています、そしてまたオリンピックという大義名分を味方につけてしまいました。工事もいっぱい大手ゼネコンがお金儲け、電力も使うのでとまた電力足りない報道が出そうな気もします。消費税も切手代も上がり庶民の生活は大変になります、東北の仮設住宅で暮らす方々のことも忘れてはいけません。お殿様じゃ心配です。もちろん、原発再稼働・9条改憲なんて言ってる人はもってのほかです。

だから、私は宇都宮さんを応援することにしました。

鳥カフェとうちの娘自慢

私は無類の鳥好きです。生まれかわったらオーストラリアの桃色インコになると本気に思っているくらいです。先日、テレビの深夜番組でフクロウやハヤブサやインコのいるカフェがあって、そこでは鳥たちに触れることも出来るとレポートしていました。そしてスタジオには実際にオーナーさんがハヤブサを連れてきていて出演者の腕に乗せていました。場所はなんと東西線の木場、我が家のある門前仲町から一駅のところ、ちっとも知らなかったわーというわけで早速行ってみることにしました。

師弟といえども実は仕事・噺の上ではライバルです、まして兄弟弟子は師匠が好きで入った同士のいわば恋敵、一〇年ほど前までは全員が仲良しというわけではあり 平日の4時頃だったのでテレビの影響はそれほどでもなかったのか、運良くテーブル席が空いていました。けれども知る人ぞ知るでしょう、鳥好きさんたちが狭い店内に静かにキャーキャーと喜びながら楽しんでいました。通り沿いに面している入口も、中の鳥スペースも安全なガラス部屋になっており外からも店内からも楽しめるようになっています。向かって右側には大きなフクロウが一羽、左側の小部屋にはにフクロウ、ミミズクが大小交えて6羽とハヤブサがいて、帰り際に500円払うと中に入って触ったり写真を撮ったりすることが出来るのです。こういう種類の鳥たちに触ることが出来るとは思っていないので、お客さんは大喜びです。また室内に設置されているケースの中には大型インコがいっぱいいて、その子たちを見ながら飲むハーブティーは格別でした。中でも、私はムラクモインコに一目惚れ、そこでは販売もやっているのだそうで、鳥たちの中にも販売用と、スタッフがいると説明されました。そのムラクモインコちゃんは販売用、いかがですかと、触らせてもらってますますファンになりましたが、お値段を聞いてびっくり、落語『幾代餅』の清蔵の気持ちがよくわかりました。後日他にもほしいというお客さんがいるという話を聞いてちょっとホッとしましたが、でも可愛い!です。お話が決まれば諦められますからね。

そしてこの「鳥のいるカフェ」のオーナーさんのおうちがわがマンションから徒歩三分ということも判明、我が家のインコたちも困ったら預かってあげるといってくれました。すごいご縁です。しかも2月には2号店を浅草に出すそうで、それが、浅草演芸ホールの並び、ここは完璧にインコとのふれあいの店なんだそうです。もうこうなったら出番があろうがなかろうが浅草に通わなくちゃ、もちろんうちのオカメインコのポン太やアオイワシンジュウロコインコのマメ太も大事にしますけどね。

ポン太はもう十五歳になるというのにますます元気、仲良しゴン太亡きあと心配しましたが、影響もなくもいつまでたっても子供みたいにべったりなついています。七草インコのニャン太を落鳥させた後、償いにしっかり育てたいと、我が家の子になってもらった、マメ太。メキシコのインコでコニュアという種類、とても変な、おかしな子です。朝うるさいと布団に入れ一緒に寝ています。う?飼い主が変なのかな?